40Gの延伸が案外面倒だったのとWDMが神がかってた

明けましておめでとうございます(遅
本年も糞ブログをものすごく細々と書いていこうと思ってはいます。

いきなり記事の話題が飛びますが、いろいろあって去年の12月でSEをやめました。
1月から試される大地が主戦場なインフラ屋(?)として働いてます。
雪もいっぱいあるし、食べ物もナチュラルにおいしいし、ラリー屋には最高です。
なのでいきなりこうゆうネタふりです。

さて、試される大地で自分が主に利用しているデータセンタは自社運営のため、割と自由に使うことができます。
ただし自社とはいえファシリティ的には物理的な制約は当然あり、好きに壁に穴をあけたり地面を掘ったりできないので、なにかやろうとしたら既存設備や機器の仕様を考慮しつつ、関係各部署との調整が必要になります。

サービスとして利用しているデータセンタのように、依頼したら頼んだものが出てくるとか、サービスメニューにないから無理とかはありません。
その分データセンタの通常運用から外れる部分や仕様が確定していない事項に関しては、上記問題をクリアしてなんとかする必要があります。

そしてまだ入社後間もないですが、担当しているサービスの需要を見越して、増床したスペースに新規でサーバのためのネットワークを引き回すことになりました。

使用するインターフェイスはQSFP+が4本だけですが、さすがは北の大地の平原に建つデータセンタだけあって、距離にして2次元のどんぶり勘定だけで200メートルを超えています。
QSFP+は名前の通りで10GのSFP+を4本束にしてパラレルに通信できるようにしたものです。
つまり4本(QSFP+) x4(SFP+) x2(2芯)となり、実は32本もファイバーを消費します。
200メートル x 32本なので合計6400メートルです。
6キロもファイバー買ったらエラいコストです。
地区戦のラリーだとちょうどいいSSの距離くらいですね。

またエンドトゥエンドで一本のケーブルを引くわけではなく、途中でパッチパネルを挟むので、構築もエラい手間がかかる上にオペミスも誘発しますし、減衰とQSFP+のパラレル通信によるエラーも心配です。

軽く図で書きます。

40gsfpp
まあまあ、ありえないですね。
40Gでも近場だと一本のケーブルとして意識せず使えますが、距離があくとこうなっちゃいます。

当然のごとく同じ問題を抱えている人は全世界にいるので対策もあり、光の波長を変換して少ない本数のファイバーで多重に送信するWDMを利用したり、40Gを2芯のファイバーで利用できるトランシーバーがあります。
なんと1芯で双方向通信をしつつ多重化できるWDMも存在します。(両方から青と赤に分けて照射するらしい)

あとは既存の設備(シングルなのかマルチなのか、パッチのつなぎとか距離など)で何等かの手段で多重化すれば本数が減ってすっきりして問題は解決します。

と、ここまでは現在自分の目の前にある問題ですが、これ以外の用途でもWDMさんは有能です。

光伝送装置自体は以前から存在は知っていたんですが、DC内のみの取り回ししか経験したことがなかったため、実は何に使うのかはよくわかっていませんでした。(おぃぃ)
100Gの伝送装置をDC内の他のテナントが利用しているのを見かけたこともありましたが、つなげるために必要なONUくらいのノリでなんでこんなごっついのが必要なのか深く考えた事がありませんでした。(長らくスループットよりかレイテンシ厨だったので…)

大体WDMの役割としては以下の感じでしょうか。

  • 1本のファイバーに通す波長を多重化してスループットを向上させる
  • 複数組み合わせると拠点間なんちゃってインテリジェントL2スイッチみたいに使える、常に1対1である必要はない

たとえば既設の10Gを40Gにしようとおもった場合、10Gを追加で3本敷設できないとなった場合、波長を多重化することによって既存のファイバーを利用してそのまま40Gを流すことができます。
使用例はこれだけではなく既設の設備の入り口と出口にWMDをつけるだけで倍以上のトラフィックが流せるので、バックボーンからDCやサーバルーム間まであらゆる場面で使えると思います。

データセンタが古く芯数や設備の問題で増速ができない、とお悩みの場合はぜひ波長の多重化を検討してみてください。
今は安くていいものがそこそこあるそうです。(噂話だけ聞いたのでこれから調べる)

ただレイテンシ厨としては変調がある分若干遅くなるのかな?という考えは残ります。

今までせいぜい10Gまでしか使ったことなかったし、ラック間までしかつないだことなかったしまじ北の大地鬼畜。

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